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ガイドブック
「農業を始めたいけれど、何から手をつけたらよいか分からない」という方も多いはず。
このページでは、農業の始めかたに関すること、各研修や高等学校等の情報をまとめてご紹介しています。
また、農業をはじめるにあたっては、事前に正しい情報を収集し準備することが大切です。長期的な視野を持ち、無理のない計画を立てるように心がけましょう。長崎県新規就農相談センターは各支援制度についてのご相談も受けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
農業の始めかたは大きく
3通り
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自分で起業する※
※ 自分で起業する場合
事業の経営者になるという自覚(覚悟)と準備が必要です!
生産+販売が成功への重要なポイントになります。 - 農業法人などに就職する
- 親の経営を引き継ぐ
就農までのステップ
- STEP1農業ビジョンの明確化
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新規希望者がまずやるべきことは、めざす将来像としての『農業経営や地域の一員として活躍する姿』を描くことです!
情報収集・相談・体験
(何を)作目(露地、施設園芸、果樹、畜産など)や単作経営か複合経営か(どこで)就農場所は… など
ポイント
- 迷ったら、長崎県新規就農相談センターにまずは相談ください!
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就農場所を見つけるためにも、まずは“ながさき”に来てみませんか?
地域・農村の「暮らしやすさ、その地域の農業など」を体験できる、ながさき農業インターンシップをぜひ利用ください! - 家族の同意を得て、次のステップにすすみましょう!
- STEP2-1技術やノウハウの習得
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めざす将来像の実現のため、研修を受けましょう!
栽培・飼養技術だけでなく、販売、複式簿記などの経営手法も学べます!ポイント
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長崎県が認定してる研修制度として県が実施する「技術習得支援研修」
各地域のJA等が実施する「研修制度」 があります。 - 農業法人等での就業(雇用)による技術や経営の実践を学ぶ方法もあります。
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長崎県が認定してる研修制度として県が実施する「技術習得支援研修」
- STEP2-2営農計画の作成
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新規就農は“事業の経営者”になることです!
やりたい農業を実現するためには、営農計画を作成して実行していく事が必要になります!ポイント
- 営農計画※では、作目、経営規模、労働力、農地、機械・施設、資金調達など整理します。
- 当面の経営目標(生活できる所得(売上ー経費))を決めます。
- 過剰投資は絶対に避けましょう!
- STEP2-3資金の確保
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経営を開始するにあたって、機械施設等の初期費用や資材等の運転資金が必要となります。
生活資金も含めた資金の確保はできるだけ準備しましょう!
- STEP2-4営農計画の作成
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農業を始める際には、農地の確保が必要です。農地探しは、関係機関へ相談ください。
安定した住居の確保が新規就農の第一歩です。ポイント
【農地】
- 農地に関する相談は、市町や農業委員会、JA、研修先、知り合いなどに相談しながら、自らも就農希望地を回って貸してくれる農地を探しましょう!
【住宅】
- 農地に毎日通える場所にあるかも重要になります!
- 「定住」が地域の信頼につながります!
- STEP2-5機械や施設の確保
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まずは、営農計画に基づく必要な機械や施設を確保しましょう!
ポイント
- 国や県、市町の支援制度を活用した機械施設の導入
- 中古市場やリタイヤ農家からの購入、リタイヤ農家からの農地や機械施設などの継承
- 過剰な投資とならないよう注意!
- STEP3就農
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めざす将来像の実現に向けて、地域の一員として頑張りましょう!
ポイント
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農業は一人ではできないため、人と人とのつながりが必要となってきます。
地域の一員として頑張ることが農業経営確立の早道です。
わからないことは、研修先の受入農家や産地部会などの先輩に相談しましょう! - 若手の交流や仲間づくりとして、青年農業者の組織である4Hクラブなどに参加すると同世代とつながりができます!
- 市町やJA、振興局などの関係機関も、栽培技術や農業経営のフォローアップを行います!
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農業は一人ではできないため、人と人とのつながりが必要となってきます。
各エリアごとの問い合わせ先
研修に関して
- 受入団体等登録制度
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「受入団体等登録制度」とは、新規就農を目指す方を受け入れる産地や農業者を登録する長崎県独自の制度です。
270以上の産地や農業者が登録し、新しく農業を始める方を待っています。
「技術習得支援研修」の研修先は、登録されている産地や農業者の中から選ばれていますので、きっと目指す農業スタイルに沿った研修先が見つかることでしょう。就農相談員に相談してください。
- 技術習得支援研修
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2か月の基礎研修を新規就農相談センターで受講後、10か月から最長1年10か月の受入農家派遣研修を受講します。
研修先は「受入団体等登録制度」に登録している270を超える研修先から選べるため、就農希望に近い品目や栽培体系で実践的な研修ができます。
就農相談員が親身になって、就農開始までバックアップします。詳しくはお問い合わせください。
県内の農業大学校・農業高校
- 長崎県内立農業大学校
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農林水産省の認定を受けた短期大学と同等の教育機関です。
2年間、講義や実習と通して専門的な知識を学びます。
園芸や畜産の各学科があります。
- 農業高等学校
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農業についての専門技術や知識を習得するための高等学校です。
詳しくは各学校のホームページをご覧ください。
農業法人
サラリーマンのように働くには、まず、農業法人をしらべてみるとよいでしょう。
「農業法人」とは、法人形態によって農業を営む法人の総称です。法人形態は「会社法人」と「農事組合法人」とに分けられます。長崎県には400を超える農業法人があります。
農業法人については、長崎県農業会議にお問い合わせください。
長崎県農業会議
住所:長崎市元船町17番1号 長崎県大波止ビル3階
TEL :095-822-9647
農業法人等で短期就業体験 (農業インターンシップ)をする制度もあります。
日本全国の登録している農業法人で研修できます。まず、体験してみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ先
(公社)日本農業法人協会
TEL :03-6268-9500