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対馬地域

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地域の特徴

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対馬地域は九州最北端の国境の島です。対馬全島の89%が森林で占められ、耕地面積は800haで総面積の1.1%と県内で最も総面積に対する耕地の比率が小さく、平均気温が本土よりも1~2℃低く特に冬は厳しい季節風が吹く気候の中、地域の特性を活かした特色のある農林業が営まれています。農業は、水稲では従来品種の「コシヒカリ」、「ヒノヒカリ」、「つや姫」に加えて、温暖化に対応した高温耐性に優れる良食味品種「なつほのか」の作付が拡大しつつあります。畜産では「対馬あか牛(褐毛和種)」を主体とした肉用牛の子牛生産が営まれています。

  • 人口

    人口

    28,502

    (令和2年度)

  • 世帯数

    世帯数

    12,681世帯

    (令和2年度)

  • 病院の数

    病院の数

    2

    (令和元年度)

  • 学校の数

    学校の数

    34

    小学校:19校 中学校:12校  高校:3校

    (令和2年度)

目指す取り組み

繁殖牛の振興

地域の担い手(新規就農者、増頭志向農家)を中心に、対馬あか牛等繁殖経営の規模拡大を進め、JA対馬和牛繁殖センターの初妊牛を活用した増頭と繁殖成績向上により、経営の安定を図ります。

水田等における飼料作物の栽培体系を確立し、自給飼料の生産拡大を図ります。

地域を支える担い手の育成と水田農業の推進

地域の中核となる認定農業者、集落営農組織等の担い手に対し、農地中間管理機構を活用した農地集積支援、資金や事業を活用した基盤整備や大型機械の導入支援を行い、10ha以上の大規模な水田経営を行う農業者を育成します。

耕作放棄地や水田裏作を活用した飼料作物、対州そばや園芸品目の生産を推進し、水田の高度利用と農業所得の向上を図ります。

農山村集落の維持・活性化

漁業や林業を含む他産業との兼業農家等、集落を支える農業者を確保します。

対馬の魅力を発信し、島外からの移住促進を図り、農泊や移住相談役を活用するとともに、農地と空き家と農業機械等を一体的にあっせんする「就農パッケージ」方式を進め、新規就農者の確保を図ります。

林業の振興

核となるしいたけ生産者の生産量の維持、原木確保の体制整備、品質向上、販路の確保を推進し、持続可能なしいたけ生産体制の構築を目指します。

crops

主なとれる作物

  • 主なとれる作物

    アスパラガス

  • 主なとれる作物

    しいたけ

  • 主なとれる作物

    ミニトマト

  • 主なとれる作物

    赤牛

その他のとれる主な作物

  • # 水稲
  • # ブロッコリー
  • # そば
  • # ばれいしょ
  • # 肉用牛

role model

ロールモデル

ながさきで活躍している方をご紹介します。それぞれの更なる目標に向かってイキイキと農業に取り組まれている農業者たちが多数います。ここでは、そんな素敵な農業者たちを紹介します。

village

おすすめ集落

  • 暮らしの原点を見つめ直す旅へ

    韓国と日本の間に位置する国境の島、対馬。ツシマヤマネコや対州馬など固有の生態系が残る島であり、太古より様々な技術や文化が、国境の海を越えて大陸から日本へともたらされてきました。稲作、漢字、仏教・・・今の日本を形作っているものばかりです。そう、対馬には日本人の暮らしの原点があるのです。
    自然そのものに神が宿ると考える原始的な信仰、海や山や田畑から恵を受け旬をいただく食文化、自然のしくみを上手に取り入れた農業・加工技術、伝来当時の姿のまま変わらずに作り続けられている在来品種など、対馬の人々は、今も変わらずにその暮らしを続けています。

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  • 自然と共生した食文化

    対馬は約90%が森林ですが、森の中で栽培する原木しいたけは肉厚で特産品となっています。また、国内の養蜂で利用されているミツバチは、ほとんどがセイヨウミツバチですが、対馬ではニホンミツバチによって貴重なはちみつが作られています。また、原種に近く小粒で香りが強い対州そばが守り育てられており、人々に親しまれています。
    また、さつまいもを発酵させたせん団子を使った麺状のろくべえなど独特の食文化が残っています。
    さらに、対馬海流の恵みである魚介類が豊富に取れるほか、特産のたたきいかの製造過程ではイカをメリーゴーランドのような機械で回転・乾燥させる珍景が見られます。

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