2025.03.21
# イベント
【開催レポート】ながさきde農業IJU産地見学ツアーin壱岐市
長崎で農業するってどんな感じ?
県内各地で開催した産地見学ツアー、
第1弾は令和6年12月14日~15日に壱岐で開催されました。
壱岐市のツアーの様子を少しだけお届けします。

/
ようこそ壱岐へ!
\
1日目はあたたかいお出迎えから始まりました☺

壱岐の民芸品「鬼凧(おんだこ)」が描かれたバスに乗って、いざ出発!

\まずはお昼ごはんから!壱岐の魅力を堪能しました/

\とってもあたたかい歓迎をありがとうございます!/

お腹も心も満たされて、視察スタートです
〇視察①JA壱岐市選果場
収穫した農産物を集荷して、サイズ・品質・規格を選別して出荷する共同選果場。収穫・搬入から出荷までの流れをJA壱岐市が説明。規格検査レーンや鮮度保持のための予冷庫などを見学しました。
普段立ち入ることのない場所を見学することができ、貴重な体験となりました

〇視察②JAトレーニングハウス
設備投資不要で、自分で経営を始める前のお試し就農として利用できます。ここでイチゴを栽培し、将来的に自営を目指す石井大輔さんと、マルチワーカーの松永真奈さんがそれぞれ農業を始めた理由、島暮らしのよさを語ってくださいました。
「非農家からの就農はハードルが高く感じますが、マルチワーカー制度を利用して農業に携わるという形もあります。年間を通じてアスパラ、花など様々な農家さんのもとで経験を積みながら将来の方向性を考えています。壱岐は仕事だけでなく生活面でもいろんな人が支えてくれるのでとても暮らしやすいですよ」(松永さん)。
\トレーニングハウスでの様子 みなさん真剣です/

\いちごが実っていますよ~/

\いちごの収穫体験もしました!/

〇視察③直売所「JA四季菜館」
ここ四季彩館は、新鮮野菜や壱岐牛、農水産加工品など“壱岐産”にこだわった品ぞろえ。地元農家の販路の1つでもあります。お土産物も充実しており、住民だけでなく観光客も多く訪れます。
〇視察④「たちまち~壱岐島芦辺浦計画~」
「たちまち」は3組の家族が自分達の住む芦辺浦地区をより良いまちにしようと集まった任意団体。芦辺浦は壱岐の中でも特に移住者が多い地区。今回お邪魔した交流施設「たちまち」スペースは、放課後の子どもたちの居場所としても開放されており、以前は地域おこし協力隊による移住や空き家相談の場所としても活用されていました(現在「たちまち」スペースは一時閉鎖中)。
視察時は「たちまち」メンバーで設計事務所の篠﨑千恵美さん・イタリア料理店の平山みずきさん、また、元地域おこし協力隊で空き家・移住担当の藤木彩乃さんが対応。
「地域内に病院、学校があり、子育て世代の移住者も多い。登下校をはじめ近所の方が見守ってくれるので子育てしやすいですよ」「ネット環境も整っているので通販も届くし、リモートワークもできます」「移住の際は、複数の候補地を検討した上で自分に合う地区を選ぶことが大切」など、地元の生活や移住について具体的な話を聞くことができました。
\素敵な空間で楽しくお話をしました/

〇その他
クラフトビール醸造所「ISLAND BREWERY」の見学・試飲

2日目は直売所見学からスタート!
〇視察⑤直売所「マリンパル壱岐」
港に近いこちらの直売所は水産物が豊富!朝獲れの新鮮な魚がお手頃価格で購入できます。また11店舗から仕入れる多彩なお弁当・総菜も人気!地元の方の台所として重宝されている様子がうかがえました。
\壱岐の新鮮な魚がたくさん!/

〇視察⑥アスパラガス圃場
壱岐の主要品目の一つであるアスパラガス。Uターンで親元就農、現在はJA研修生の受け入れ先にもなっている許斐民仁さんのハウスを訪れました。
「施設費はかかるし収穫時期は夜遅くまでの作業もある。農業をするには覚悟がいるよ。頑張れば頑張っただけ成果は出るけどね」。許斐さんの厳しくも温かい激励の言葉を受け、気持ちを引き締めてアスパラガス栽培や農業経営について学んだ一同でした。

〇視察⑦㈱solare
Uターンし親元就農→法人化して花の栽培・販売を行う日高将希さんの会社を訪れました。「花栽培の魅力は年間を通して仕事を作り収入を得ることができるところ。安定的に雇用もでき、生産規模拡大につながった」とのこと。働いている方が楽しそうに作業されている様子も印象的でした。

\実際にハウスも見学させていただきました/

〇その他
コワーキングスペース「クロスポート武生水」/「味処うめしま」で昼食、壱岐牛を堪能
\おいしい壱岐牛をいただきます!/

/
また壱岐に来てね!
\

〇参加者の感想
「今日のツアーで移住就農が現実的に考えられるようになりました。さっそく来年度の研修生に応募したいと思います!」
「先輩移住者とゆっくりお話しできてよかった。移住後の仕事、暮らしのイメージが湧きました」
「きちんと稼いでいる方のリアルな話は説得力がありました」
「移住後の仕事が一番の懸念材料。農業という選択肢が増えて可能性が広がりました」
「ここなら子育てしやすそう」等々
「長崎で移住就農」のリアルが分かる!県内各地で開催した産地見学ツアーの様子をお届けしています☺
次回開催のご案内はHP「ながさき就農支援ポータルサイト」またはインスタグラム「農山村で深呼吸」でお知らせいたします。