JA長崎せいひ 日吉いちご部会の先輩農業者紹介
農業を目指したきっかけは?
元中学校、特別支援学校の教員。実家がイチゴ農家で跡を継いだ形です。
新規就農研修は役立ちましたか?
研修は受けていません。小さいころから父の姿を見ていたし、県やJA、部会の先輩方に指導を受けながら実践の中で学んでいます。また親族もイチゴ農家なので日頃から情報交換しています。
就農前後の変化
農業はするべきことがはっきりしていて、作業に他者が関係しない。浮き沈みのない植物相手なので、気持ちの切り替えがしやすい。休み明け仕事に行く前のネガティブな気持ちがない(笑)。
経営を行う中で大切にしていること
手元に残るお金をしっかり管理すること。必要なもの(機器類)に投資できるように無駄遣いをしないこと。
困った時は誰に相談していますか?
先輩農家さん、県、JA、同年代の農業仲間と意見交換しています。できるだけ広く情報収集しようと、他地区の若手農家、SNSでつながった県外の農業者とも連絡を取っています。
具体的には、資材の選定、肥培・育苗管理、各成長段階の栽培技術について情報交換しています。
農繁期・農閑期の過ごし方
農繁期(11~6月): 12、1月に収量が上がることを目標に頑張っています。
農閑期(梅雨の時期や雨の日): 母校の高校のハンドボール部の指導に行っています。声をかけていただけたのでありがたく受けています。地元で続けてきたスポーツで地元に貢献できるのはうれしいです。
今後の目標
ハンドボール指導をしている高校生が将来的に一緒に農業したいと言ってくれている。大学では経営を学ぶ予定だそうで、いろんな人と協力しながら知識・活動の幅を広げていきたい。農福連携も考えて昨年から動き出しています。
長崎市(日吉)での暮らしについて
日当たりがよく暖かいので、農業に向いているのはもちろん、暮らしやすくもあると思います。夜は静かで星もきれい。余計な娯楽がないので作業に集中できます(笑)。15~20分で長崎市街地に行けるので不便はありません。