area iki
壱岐地域
feature
地域の特徴
壱岐地域は県の北部、玄界灘に浮かぶ離島で、福岡県と対馬市の中間に位置し、総面積は139.42平方キロメートルです。気温は対馬暖流の影響を受け、比較的温暖な海洋性気候で、年平均気温は約16℃、年間降水量は約1,900㎜です。耕地面積は3,450haであり、耕地率は25%と県平均11%の倍近く、また2,200haある水田の基盤整備率は67%と県平均58%より高い状況です。
主な作目として地域農業産出額の過半を占める肉用牛や県内第2位の平野である深江田原地区などでの水稲、麦、大豆、葉たばこ、飼料作物などの土地利用型作物栽培をはじめ、施設園芸(アスパラガス、いちご、メロン)や露地野菜(ブロッコリー)、花き(小ぎく)などとの複合経営が主体です。
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人口
24,948人
(令和2年度)
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世帯数
9,726世帯
(令和2年度)
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病院の数
5院
(令和元年度)
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学校の数
24校
小学校:18校 中学校:4校 高校:2校
(令和2年度)
目指す取り組み
高収益型園芸作物栽培並びにスマート農業の導入
農業所得向上並びに担い手確保に向け、高収益園芸作物栽培拡大とスマート農業技術の推進や地下水位制御システム(フォアス)などの新たな技術導入を図ります。
集落営農法人等担い手育成及びそれらの連携による産地の担い手確保・育成
集落営農組織や法人、認定農業者・新規就農者などの地域農業の担い手をマルチワーカー制度等を活用しながら、確保・育成します。
集落営農法人には広域連携や高収益作物導入による所得向上を図り、雇用型農業等の担い手の受け皿として発展を促します。
生産部会と人・農地プランとの連携(人・農地・産地プラン)により、担い手への農地集積・集約化を図ります。
肉用牛の増頭推進と長崎和牛「壱岐牛」のブランド力向上
増頭と規模拡大の推進、ET 技術及びヘルパーやキャトルステーション等作業の外部委託活用など、繁殖・肥育が連携した地域内一貫生産の推進を図ります。
飼料成分分析による自給飼料品質向上や代謝プロファイルテストを用いた栄養管理、ICT 機器を活用した分娩間隔短縮や事故率低減を図ります。
前期粗飼料多給による長崎型新肥育技術定着とこれに対応した子牛育成技術の普及により、長崎和牛「壱岐牛」のブランドの強化を図ります。
地域性を活かした島内外との連携強化
直売所の機能拡充(集配サービス)など、農畜林産物の島内流通促進及び島外出荷の拡大により、壱岐ブランドの浸透を図ります。
有人国境離島法などを活用しながら、商品開発や流通リスク分散を目的とした施設共同利用等、離島間連携の可能性を検討します。
地域内の人材育成、農林業生産基盤の地域内整備に向けた産業間の連携を図ります。併せて地域内の若者や移住希望者をマルチワーカーとして雇用、派遣する組織(特定地域づくり事業協同組合)を立ち上げ、定住者の確保を目指します。
crops
主なとれる作物
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肉用牛
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アスパラガス
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いちご
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メロン
その他のとれる主な作物
- # 大豆
- # 葉たばこ
- # 水稲
- # 麦
- # ブロッコリー
- # 花き
role model
ロールモデル
ながさきで活躍している方をご紹介します。それぞれの更なる目標に向かってイキイキと農業に取り組まれている農業者たちが多数います。ここでは、そんな素敵な農業者たちを紹介します。
village
おすすめ集落
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魏志倭人伝の島「壱岐島」
対馬市と福岡市の中間地点にある壱岐島(いきのしま)は、周囲に23の属島(有人島4・無人島19)があります。
原の辻遺跡は、弥生時代の環濠集落で、”遺跡の国宝”にあたる国の特別史跡に指定されています。
中国の歴史書「三国志」の「魏志倭人伝」に壱岐島は一支国として登場し、弥生時代における最先端の交易拠点として重要な役割を果たしました。2015年4月に10件の貴重な文化財が五島市・対馬市とともに「国境の島 壱岐・対馬・五島 古代からの架け橋」として日本遺産第1号に認定されました。
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実りの島・壱岐
壱岐島は平坦な土地が多く、県内でも農業が盛んな地域です。潮風を受けミネラルが豊富な牧草で育った壱岐牛は最高級と言われています。
また、ゆずを使った加工品が多く、ゆずこしょうやゆずの皮を調味料で煮詰めた“ゆべし”など多くの特産品があります。
島らしく漁業も盛んです。海女さんが素潜りで獲るウニも名物のひとつです。
壱岐焼酎は麦焼酎発祥の地としてWTO(世界貿易機関)から地理的表示の産地指定を受けています。